かかりつけ患者さんの予約について
札幌は急に初夏の天気になってきました。気温の変動が激しい季節です。体調管理にご留意ください。
さて、当院では「かかりつけ予約」という制度を設定しております。多くのクリニックは「〇〇時予約」と言った予約制度を設けておりますが、もし当院でこういった予約制度を行い、定期受診の患者さんの予約を優先とすると、急性期の患者さん(風邪、腹痛、発熱)が来られた場合、その患者さんを待たせてしまう事になり,「こちらはこんなに辛いのに、(見た目)元気な方が先に診察室に入っていく」と言うご意見を頂く事になります。一方でもし予約を差し置いて急性期の患者さんを診療すると、定期受診の患者さんが予約したにも関わらずお待たせする事になり、「〇〇時予約であったのに待たせられた」「薬を貰うだけなのに何時間も待たされた」というご意見を頂く事になってしまいます。
内視鏡専門や糖尿病専門といった専門クリニックや、救急患者さんが来ない診療科、複数の医師が在籍して定期受診と救急受診が同時に出来るクリニックや大きな病院であれば予約優先で構わないと思いますが、当院は基本医師1人で行っており、かつ救急疾患も診療していますのでなかなかそれも出来ない状況です。
その中での苦肉の策なのですが、診療時間の初めと土曜日の昼に「かかりつけ予約」という制度を設け、その時間に定期受診の方の診察を行う事にしました。この予約枠で診察すると、あまりお待たせしないで診察・処方が出来ると思われます。尚、診察は必要であり、いわゆる「無診察処方」は法律で禁じられていますので当院では行っておりません。
「かかりつけ予約」の対象の患者さんは
①:かかりつけの患者さんである事(初診の患者さんや、長期間にわたって受診していない患者さんは対象外になります)
②:状態に変化がなく、薬の処方を希望される方
③:医師と短時間な診察で処方を希望される方
となります。朝の30分でおおよそ7-8人の枠を設けております。その中での順番は当院で判定しますのでご理解ください。
また、検査の適応があると医師が判断する事があったり、コロナ第〇波といった、急性期の患者さんが急増するときもあります。その際はお時間がかかる事をご了承下さい。
また、「朝に来ることが出来ない」と言う方の為に、土曜日の12時半から13時までの間も「かかりつけ予約」の枠を設けました。
予約希望の方は受診時にお問い合わせください。資料をお渡しします。かかりつけの方限定であり、初診の方が間違って予約されるのを防ぐため予約方法はウェブ及びLINEのリッチメニューには公開しておりませんのでご容赦ください。
尚繰り返しになりますが、初診の方・状態に変化がある方・医師に話したいことが沢山ある方はこの枠で予約する事はお控えください(通常の診察時間でご来院ください)。また発熱患者さんは発熱外来予約の入力画面が当院LINEにありますので、そちらから予約をお願いします。
以上、よろしくお願いします。
かわばた内科院長 伊澤 功