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血便・下血そして検診で便潜血陽性(検便陽性)となったら

[2024.03.31]

便に血が混じる場合や、大便をした時に便器が赤くなる場合は、血便・下血が疑われます。便に血が混じる場合は重篤な病気が隠れている場合があります。また、明らかに血便ではなくても、検診で便潜血陽性である場合は、症状がなくても何かの病気が考えられます。以下、血便・便潜血陽性を来す代表的な病気について述べます。これらの症状に対しては大腸内視鏡が必要な病気がほとんどです。

血便を来す疾患

  • 痔(いぼ痔・きれ痔):肛門部に痛みを生じることが多いです。
  • 憩室出血:大腸には加齢に伴い、大腸の壁の一部が飛び出す「憩室(けいしつ)」と呼ばれる状態になる事があります。その憩室の一部が破れて、そこから出血すると真っ赤な便が出ることがあります。
  • 大腸がん:大腸がんであった場合、出血に伴い便が赤くなります。便が赤くなる程度の大腸がんの多くは進行がんであり、内視鏡で切除することは困難です。また転移がある場合は命に係わる事があります。
  • 虚血性腸炎:主に左側のおなかが痛くなり、出血することがあります。これは左側の大腸の血流が一時的に悪くなることで生じます。女性に多く、強い腹痛が特徴的です。
  • 感染性腸炎:細菌感染が腸管内で発生し、出血を来す場合があります。生卵やみどり亀から感染するサルモネラ・鶏肉や生肉から感染するキャンピロバクター・魚介類から感染する腸炎ビブリオ・牛肉やユッケから感染する病原性大腸菌等があります。一方でノロウイルスやロタウイルスといったウイルス性腸炎は、出血する事が比較的少なく、下痢と嘔吐が主な症状です。
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病:比較的まれな病気ですが、炎症性腸疾患と呼ばれるこれらの病気で出血を来す場合があります。この病気の特徴は、腹痛と下痢が認められ、また下血も突然出現するのではなく、長期間にわたって出るのが一つの特徴です。
  • 大腸ポリープ:小さな大腸ポリープは症状が出ませんが、検診で潜血が陽性となる事が多いです。

尚、進行大腸がんであっても、便潜血が陽性となる比率は全体の役85%程度です。ご家族に大腸がんがいらっしゃる方、以前大腸ポリープと診断された方は定期的な大腸内視鏡検査をお勧めします。

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