肝炎ウィルス検査を受けましょう。
[2024.04.04]
肝炎ウィルスとは、文字通り感染すると肝臓に炎症を起こさせるウィルスです。日本全国におおよそ200~300万人ほど存在すると考えられ、特にC型肝炎ウィルスの存在がまだよくわかっていなかった1990年より以前に輸血等の医療行為を受けた人には感染している確率が高くなります。
肝炎ウィルスにはA型からE型までありますが、重要なのはB型とC型肝炎ウィルスです。このウィルスは高い確率で肝臓に炎症を引き起こし、肝硬変・肝臓がんの原因となります。
院長の私が研修医だった30年前は、肝炎ウイルスに感染していた場合、その病原性を減少させる薬はインターフェロンくらいしかなかったのですが、今は核酸アナログ製剤や、DAA製剤と言った薬で、かなりの所まで制御可能になってきております。
またこのウィルスの感染経路は、主に血液感染です。血液を介する行為(輸血やピアス、不特定多数との性交渉)や以前に集団予防接種・血液製剤の投与を受けていた方は、一度肝炎ウィルス検査を受けていただくことをお勧めします。
当院では無料の肝炎ウィルス検査を行っております。お時間がありましたら、ご来院され、検査を受けてください。